DeNA > 横浜DeNAベイスターズ 横浜DeNAベイスターズ(よこはま ディー・エヌ・エー ベイスターズ、英語: Yokohama DeNA BayStars)は、日本のプロ野球球団。セントラル・リーグに所属する。略称は「横浜」「DeNA」。 神奈川県を保護地域とし、同県横浜市中区にある横浜
236キロバイト (34,143 語) - 2021年3月31日 (水) 02:43



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1 砂漠のマスカレード ★ :2021/04/06(火) 06:54:35.23

プロ野球が開幕した。首都圏では、政府による緊急事態宣言が解除されたが、まだ新型コロナウイルスの収束とはいかず、スタジアムの観客の入場数も広島、楽天、日ハムは定員の50%、他の9球団も上限を1万人に制限され、各球団共に経営的には苦しいスタートとなっている。プロ野球界は、新型コロナによる経営危機をどう乗り切るのか。ウイズコロナの時代からポストコロナの時代へ。エンターテインメントビジネスが窮地の時代に球団社長の交代を決めた横浜DeNAの経営戦略に迫った。

観客動員は約5分の1…売り上げ収益は前年比42.4%減
 ハマスタに花火が上がった。
 3月30日の本拠地開幕戦。高揚感が演出されたが、まだ通常のスタジアムの光景が戻ってきたとは言えない。観客数は制限。ファンはマスクの着用を義務づけられ、大声を出しての応援自粛を求められる。それでも横浜DeNAは大声を出せない中での新たな楽しみ方を浸透させようと「YOKOHAMA CLAP」という拍手による新しい応援スタイルを始めた。
 開幕直前に副社長から球団社長就任が発表された38歳の木村洋太社長は、「コロナ禍の厳しい状況ではあるが失敗をおそれずに前向きに次々と新しい挑戦をしたい。野球でもビジネスでもお客さんをいい意味で裏切り新しい取り組みをしていきたい」と言う。
 2020年は何もかもが想定外の1年だった。感染が拡大した新型コロナウイルスの影響で開幕は6月にずれ込み、当初は無観客開催。その後、予防対策を徹底しての有観客となったが、人数は制限され。2012年以来、8年連続で観客動員を右肩上りに伸ばして2019年には約2倍にまで増えた横浜DeNAの観客動員は5分の1程度に落ち込んだ。前年が228万3524人で昨年は46万7700人である。
 経営打撃はどれくらいだったのだろうか。
 2月に発表されたDeNA本体の第3四半期決算によるとスポーツ事業の売り上げ収益は108億6100万円となっている。前年比の42.4%減。DeNAはスポーツ事業としてBリーグの川崎ブレイブサンダースなどを保有しているため、この数字は、ベイスターズ単体のものではないが、「大枠でベイスターズの数字と考えてもらっていい」(木村社長)とのこと。 
 売り上げが大幅に減ったことでスポーツ事業のセグメント損失は、14億9500万円となった。つまり約15億円の赤字である。昨年は、約37億円の黒字決算だったことを考えると、新型コロナの影響で儲けが上下合わせて52億円も飛んでいったことになる。
 ある程度の危機は想定してリスク管理はしていたという。
「過去にも大震災などがあり、ある程度の危機管理はありました。でもそれは短期間の想定。ここまで長い期間影響を受ける想定はできていなかった」と木村社長。
 スポーツビジネスの収入の柱は、チケット代、スポンサー収入、放映権料、飲食、グッズなどのマーチャンダイズの売り上げの4本である。その中でも大きな割合を占めるチケット・グッズ・飲食に直結する観客動員が約5分の1に落ち込んだのに、全体の減収を約半分に抑え込めたのはなぜなのか。相当な企業努力が必要だったはずだ。



「試合数が減ったにもかかわらずスポンサーの皆様と放送局関係の放映権料を満額いただけたことが要因です。地域へのベイスターズの貢献を評価していただきコンテンツ価値を認めていただけました。今季も引き続きスポンサーの皆様の支援をいただくための努力をしていかねばなりませんし、さらにファンの方々との接点を強く持つことが重要になってきます」
 木村社長が存続の危機までに至らなかった事情をこう明かす。
「コミュニティボールパーク」化構想を提唱。ファンとの密接な関係を保つために様々な施策を打ち出してきた。特に2017年からは、これらの活動をスタジアム周辺から横浜地域全体に発展させた「横浜スポーツタウン構想」をスタートし地域貢献に寄与してきた。それらの活動と実績が評価され、横浜において確立したブランド力が生きたのである。

https://news.yahoo.co.jp/articles/bb0e3416f9b911aaabc9a54fcdd8d395c2cfd3a4
4/6(火) 6:33配信





3 名無しさん@恐縮です :2021/04/06(火) 06:55:12.21

経営打撃を乗り切るには支出の削減も必須条件になる。だが、支出の大部分を占める選手年俸には手をつけなかった。そもそも野球協約にこういった災害で大幅に試合数が減った場合の特記事項がなく、球団個々のレベルではなく、NPBが選手会と折衝しなければならない問題なのだが、横浜DeNAも一律ダウンベースからの査定はしなかった。チーム成績が4位に終わったこともあり、総年俸で約2億円程度下がったが、これは、ほぼFAで巨人に移籍した梶谷、井納の2人分に相当するもの。木村社長は、「新型コロナは関係なく選手にはキャンプイン前に査定方法を説明しています。その約束は守らねばなりません。今後もこの状況が続くとなると、話し合いをしてもらわねばならないかもしれませんが…」と説明した。また球団職員の人員整理などの合理化も進めなかった。
 球団経営としては耐えた1年だった。

 12球団からひとつも“コロナ倒産球団”が出ることなかった裏には、広告名目での親会社から出ている“損失補填”と内部留保金の存在があるとも見られる。
 黒字経営を続けていた巨人、阪神、広島は、その内部留保金で新型コロナ危機になんとか耐えたとされる。2011年に経営権を取得して以来、5年で黒字化に成功した横浜DeNAにも、ある程度の内部留保金があったようで親会社であるDeNA本体もストリーミング事業などが好調だった。
 木村社長は、今回の教訓から「5年をスパンに何かあったときの蓄えをしておく必要があります。通常の場合、積極的な投資が必要なビジネスですが、すべてをそこに回すのではなく、こういう事態が起きたときの準備が必要」という。
 しかし「いつまで耐えられるのか」という深刻な問題は消えない。
 木村社長は、「この状況が1年、さらにもう1年続くとなると、スポンサーの皆様も、もう今まで程の価値・メリットを感じていただけないかもしれない」と危機感を抱く。
 そこで模索しているのがウイズコロナの時代の新しいビジネススタイルだ。


4 名無しさん@恐縮です :2021/04/06(火) 06:55:57.93

前出したスポーツビジネスの基本である4本柱の、それぞれの成長努力を続けたいという。例えば、マーチャンダイズ部門では、大きな利益を上げることに成功したベイスターズ独自のクラフトビールを一般市場で売りたいとの戦略がある。
「量産化には準備はいるし、価格も変えなければならないが、スタジアム外で安定して売り上げを作れれば、球場ビジネスのような新型コロナの打撃を受けないですむ」と木村社長。  
 球場外ビジネスに目を向け、商品力のある商材が全国規模で売れれば、確かに人数制限の影響は受けない。昨年はJR横浜駅内の新エリア「エキュートエディション横浜」に飲食店舗の「COFFEE AND BEER&9」をオープンした。
 そして木村社長が「チャレンジしたい」というのは“5本目の柱”を見つけることだ。
「まだ軸になるものは見つかっていないが可能性がある」と見ているのがデジタル部門。実は2020年から新たな分野を切り開こうとデジタルを含む新規事業部門を球団に創設・拡充する計画があった。
 昨年から「バーチャルハマスタ」という仮想空間にファンを集める試みを仕掛け、今季の本拠地開幕戦でも第3弾を開催し数千人規模のファンが集まった。また「オンラインハマスタ」などの企画も実施した。東京大学工学部航空宇宙工学科卒で、南場智子オーナーが「バリバリの理系」と期待を寄せる“異能の社長”だからこそ、最新のデジタル技術でファンを引き付けることができないか、と頭を使う。
 現在はルール上できないそうだが、ドローンからの映像や、これまでなかったアングルからの映像、「野球版プラネタリウム」のような空間を作れないかという画期的なプランも温めている。選手のプレーに支障をきたす危険性がありシーズン中は難しいが、Bリーグの川崎が成功例を作っているYouTubeを使った様々な企画も模索したいという。
「今クラブハウスが話題ですが音声という点にも注目しているんです」
 トークを楽しむ音声版SNSの「クラブハウス」がブームだが、「例えば選手が打席で感じる音はどうなのか。外野席の応援はどう聞こえているのか。そういう通常では体験ができないものを提供できたら面白いかも」という。リピートを増やし、それらの施策をどう収益化するかという課題もあるが、「ファンとチームのつながりをより深くするためのものになれば」との狙いがある。スタジアムに“日常”が戻ってきたとき、またスタジアムをブルーに染めるための努力は継続しておかねばならない。
「新型コロナが収束し、元の状態に戻ったときに10パーセントとは言わないが、たとえ3パーセントでも、これまでにプラスになるようなモノを今だからこそ作っておきたい」
 木村社長は、ウイズコロナからポストコロナの時代へ「ピンチをチャンスに変えたい」と攻めの姿勢だ。
 そして経営危機脱出の最大の起爆剤は優勝だという。
 横浜DeNAは、チームの勝ち負けに左右されずにスタジアムが埋まるビジネススタイルを標榜してきたが、「スポーツビジネスは勝利と密接。優勝すれば、かならずプラスアルファ、ボーナス的な要素が出てくる。なんとしても勝ってもらいたい」と願う。
 開幕9戦目にして今季初白星。スタートでは足踏みしたが、ここからの巻き返しを図る三浦ベイスターズの勝ち負けは、新型コロナ禍の経営に影響を与える重大要素となる。 
 そして難局を乗り切る上で決して忘れてはならないものがある。なぜ公共財とも言われるプロ野球球団を持っているのかという理念である。
 経営権を取得し10周年となる今季、横浜DeNAは、新コーポレートアイデンティティ(CI)「心を打つ野球。」を制定した。新CIのミッション、ビジョン、行動規範も新たに制定され、ビジョンは「100年先へ野球をつなごう」「この横浜で感動を分かち合おう」とされている。
「私たちは、100年後まで野球文化を守らねばなりません。その思いがあるからこそ今年制定したCIにその言葉を入れました。コロナ禍の厳しい状況ではありますが、失敗を恐れずに前向きに次々と新しい挑戦をしたいのです」
 ペナントレースとは別の経営者の生き残りをかけた戦いが始まっている。(文責・本郷陽一/論スポ、スポーツタイムズ通信社)


7 名無しさん@恐縮です :2021/04/06(火) 06:58:09.77

せっかく突貫工事でウイング席作ったのに
活用されないのはもったいない


9 名無しさん@恐縮です :2021/04/06(火) 06:58:24.43

ベイは利益剰余金が37億以上あったから
赤字が15億ならあと一年は耐えられる


10 名無しさん@恐縮です :2021/04/06(火) 06:58:49.19

NPBは選手会と「全選手一律年俸カット」で合意形成すべきだったな。
「契約更改で渋い査定」だけだと、複数年契約の選手はノーダメージだもの。

選手間で不穏な雰囲気になるだろうし、
球団も経費削減が十分にできないじゃん。


11 名無しさん@恐縮です :2021/04/06(火) 06:59:16.95

球団経営くらいはええだろう

そもそも本業大丈夫?


14 名無しさん@恐縮です :2021/04/06(火) 07:02:01.58

>>11
経団連の副会長になるぐらいだから本業は悪くないんだろ


16 名無しさん@恐縮です :2021/04/06(火) 07:06:12.07

優勝とか言うけど、あんな戦力で優勝出来る訳がない


20 名無しさん@恐縮です :2021/04/06(火) 07:14:18.61

本体が250億の黒字なんだからなんの問題も無いアホな記事


22 名無しさん@恐縮です :2021/04/06(火) 07:17:13.81

勝てばいいんだよ


24 名無しさん@恐縮です :2021/04/06(火) 07:18:17.46

むしろ昨年黒字のチームあるのかね


26 名無しさん@恐縮です :2021/04/06(火) 07:19:39.06

未だに本業赤字で球団身売りのピンチてな認識の奴いるからなあ
マスゴミがネガティブな記事しか出さない弊害だわ


42 名無しさん@恐縮です :2021/04/06(火) 07:55:15.19

横浜もだがコロナ禍以前は球団単体で黒字のチームは多かった
去年はどこも赤字だろ
MLBだともっとヤバそうだけど向こうは試合数で給料割ったし結局どっちがマイナス大きいのか分からないな


44 名無しさん@恐縮です :2021/04/06(火) 07:56:00.75

スタジアム改修の減価償却だけでも相当な額だろうに




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