
PCA大活躍も大谷翔平は「満場一致」でMVP? 米アナリストが主張した理由とは
大谷翔平選手のMVP争いに、思わぬ強敵が浮上している。
2026年のナ・リーグでは、シカゴ・カブスのピート・クロウ=アームストロング(PCA)が打撃、走塁、守備のすべてで存在感を発揮。
一方、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手も、打者として圧倒的な長打力を見せながら、投手としての価値を加えられる可能性を残している。
そんな中、米国のスポーツアナリストからは「大谷は、たとえ今後投げなかったとしてもMVPにふさわしい」とする見方も出ている。
果たして、PCAと大谷のどちらがナ・リーグMVPに近いのか。
この記事では、両者の現在地とMVP論争が過熱する理由を整理する。
目次
PCAがMVP候補として急浮上した理由
今回のMVP論争で大きな注目を集めているのが、カブスのPCAことピート・クロウ=アームストロングだ。
2026年シーズンは攻守両面で存在感を発揮している。
特に注目されているのが、打撃面での成長だ。
記事で紹介された時点では、116試合で打率.289、26本塁打、69打点、29盗塁、OPS.936という成績を残していた。
OPSとは、出塁率と長打率を足した指標である。
打者がどれだけ塁に出て、どれだけ長打を打っているかを見る際に使われる。
さらにPCAは中堅手として守備でも評価されている。
つまり、単純な打撃成績だけではなく、走塁や守備も含めた総合力がMVP候補として評価されているわけだ。
打撃だけではない総合力
PCAの強みは、どこか一つだけに突出しているわけではない点にある。
長打を打てる。
走れる。
そして守備でもチームに貢献する。
こうしたタイプは、MVPを考えるうえで非常に魅力的だ。
実際、米国のファンの間でもPCAのMVP争いを評価する声は増えている。
海外のファンコミュニティでは、8月上旬の時点でPCAがMVP争いの中心に浮上しているとの意見も見られた。
8月6日の試合でも存在感
現地8月6日のブルージェイズ戦でもPCAは活躍した。
「1番・中堅」で先発し、5打数2安打2得点。
さらに1盗塁を記録した。
延長11回には三盗を決め、相手の悪送球も絡んでサヨナラのホームを踏んだ。
まさに走攻守で勝利に貢献した試合だった。
MVP候補として注目される選手が、重要な場面でチームを勝利へ導く。
こうした積み重ねも、PCAへの評価を高める材料になっている。
大谷翔平が「満票MVP」と主張される理由
PCAの勢いが増している一方、大谷翔平選手には他の選手にはない大きな武器がある。
それが「二刀流」だ。
今回、FOX Sportsのアナリストとして知られるベン・バーランダー氏は、大谷のMVPについて非常に強い見解を示した。
ポイントは、大谷が打者として優れた成績を残しているだけではないことだ。
投手としても価値を生み出している。
そのため、仮に今後のレギュラーシーズンで投げなかったとしても、これまでの投球実績を含めればMVPにふさわしいという主張である。
打者としての圧倒的な価値
まず、大谷の打撃力を無視することはできない。
長打力、出塁能力、得点力など、打者として非常に高いレベルにある。
2026年も本塁打を量産し、8月上旬には通算1000安打という節目にも到達したとされる。
MVP争いではシーズン終盤の成績が大きな意味を持つ。
大谷がここからさらに本塁打や打点を積み重ねれば、打者としての評価は一段と高まるだろう。
投手としての価値が最大のポイント
そして、大谷をPCAと比較する際に最大の論点となるのが投手としての価値だ。
PCAは中堅手として守備に就く。
対して大谷は、打撃に加えて投手としてチームに貢献できる。
つまり、同じ「守備以外の総合力」を比較するだけでは、大谷の特殊性を完全には評価できないという考え方がある。
ベン・バーランダー氏も、守備と投球の価値を比較する趣旨の発言をしている。
中堅守備による貢献と、投手としての貢献。
どちらをより高く評価するかによって、MVPの見方は大きく変わってくる。
MVP争いでPCAと大谷を比較すると?
現時点での争いを整理すると、両者の魅力はかなり異なる。
| 比較項目 | 大谷翔平 | PCA |
|---|---|---|
| 打撃 | ◎ | ◎ |
| 長打力 | ◎ | ○ |
| 走塁 | ○ | ◎ |
| 守備 | DH中心 | ◎ |
| 投球 | ◎ | - |
| 総合的な特殊性 | ◎ | ○ |
| チームへの貢献方法 | 打撃+投球 | 打撃+走塁+守備 |
もちろん、MVP投票は単純な表だけで決まるものではない。
投手と野手の価値をどう比較するか。
チームへの勝利貢献をどう評価するか。
さらにシーズン終盤の成績がどうなるか。
こうした要素が複合的に判断される。
だからこそ、2026年のナ・リーグMVP争いは面白い。
「守備と投球、どちらに価値があるのか」
今回の論争で特に興味深いのが、「守備と投球のどちらに大きな価値を置くのか」という問題だ。
PCAは中堅手として守備面で高く評価されている。
一方、大谷は投手としてマウンドに上がることができる。
野球では守備も重要だが、投手は一球ごとに打者との直接的な勝負を担う。
そのため、投球による貢献を非常に大きく評価する考え方もある。
実際、バーランダー氏は「守備と投球、どちらにより価値を置くか」という趣旨の問題提起をしている。
この視点に立てば、大谷の二刀流は単なる話題性ではない。
MVP選考における「価値そのもの」を考えさせる要素になる。
ネットではMVP論争がさらに加熱
海外ファンの反応を見ても、PCAを推す声と大谷を推す声が入り乱れている。
PCAについては、シーズンを通した総合的な貢献度を評価する意見が目立つ。
一方、大谷については「打撃だけでも十分にMVP級なのに、投手としての価値まで加わる」という見方がある。
さらに、ファンの間ではWARなどのセイバーメトリクスを基準に比較する議論も起きている。
WARは、選手が控えレベルの選手と比べてどれだけ勝利に貢献したかを推定する指標だ。
ただし、WARには複数の算出方法がある。
そのため、数字だけでMVPを決められるわけではない。
実際、海外コミュニティでも「PCAのWARを評価するべき」という意見と、「大谷の二刀流価値をWARだけで測るのは難しい」という意見が交錯している。
今後のMVP争いを左右するポイント
シーズンはまだ終わっていない。
そのため、現段階で「大谷が確実」「PCAが逆転」と断定するのは早い。
今後のポイントは大きく3つある。
1. 大谷がどこまで打撃成績を伸ばすか
まず重要なのが、大谷の打撃だ。
本塁打や長打をさらに積み重ねれば、打者としてのMVP評価を維持できる。
特にシーズン終盤の勝負どころで大きな一打を放てば、印象面でも強い。
2. 大谷が再びマウンドに立つのか
そして最大の注目点が投球だ。
もし大谷がレギュラーシーズン中に再び登板し、結果を残すことができれば、MVP争いの構図は大きく変化する可能性がある。
投手としての貢献が加われば、「打者としてPCAと比較する」という構図そのものが変わるからだ。
3. PCAが現在の勢いを維持できるか
もちろんPCA側も負けていない。
MVP争いでは、8月時点の勢いだけでなく、シーズン最後まで高水準の成績を維持することが重要になる。
打率、本塁打、盗塁、守備。
この4方面で存在感を示し続ければ、大谷に対する有力な対抗馬になり得る。
まとめ
2026年のナ・リーグMVP争いは、大谷翔平選手とPCAの一騎打ちともいえる様相を見せ始めている。
PCAは打撃、走塁、守備を高いレベルでこなす総合型の選手だ。
一方、大谷には打撃に加えて投手としての価値がある。
だからこそ、今回の論争は単なる成績比較では終わらない。
「総合力を評価するのか」
「投打二刀流という希少性を評価するのか」
「WARなどの数字をどこまで重視するのか」
MVP投票では、こうした視点が複雑に絡み合う。
米アナリストのベン・バーランダー氏は、大谷について「たとえ今後投げないとしても」満票MVPにふさわしいという強い見方を示した。
ただ、PCAも着実に評価を高めている。
シーズン終盤にどちらがさらに数字を伸ばすのか。
そして大谷が再びマウンドに立つのか。
2026年のナ・リーグMVP争いは、ここからさらに注目度が高まりそうだ。
最終更新:2026-08-08
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